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岐阜・郷土の先人遺墨展 会期平成18年12月9日(土)~12月15日(金) 
出品目録
1.谷木因 書簡 雲鈴宛 合箱  紙本水墨35×14.5  250.000円

(1646~1725) 大垣に生まれる。初め北村季吟門で松永貞徳の俳諧を学ぶ。二歳年上の、同門兄弟子にあたる芭蕉と親しくする。大垣の武士、町人たちにくわえ、赤坂(大垣市)、鳴海(名古屋市)などにも門下を持ち、大垣蕉風の発展に寄与した。享保十年没。

2.田上菊舎 懐紙「寄るも縁か~」  合箱 紙本水墨45.7×33.8  180.000円

(1753~1826)豊浦郡田耕村に生まれる。本名道。一六歳で同村の農家に嫁ぐ。二四歳で夫と死別すると実家に復籍。長府の五精庵只山に菊車の号を与えられ俳人となる。安永9年、二十八才の時に俳句の修行のため尼になり、以後、各地を行脚し、途中、美濃不破郡岩手(垂井町)の大野是什坊に入門する。文政9年没。

3.広瀬惟然 「みしか夜や~」 合箱 紙本水墨5.8×36  320.000円

(1648~1711)武儀郡関村(関市)に生まれる。少年の頃名古屋の富豪の養子となるが、家業傾き、妻子を捨て関に隠遁。四十歳で芭蕉に入門する。芭蕉没後、芭蕉の遺句と念仏を、「古池やかはず飛びこむみずの音、なんもうだ」のように、踊りなが誦して、各地を行脚した。正徳元年に没。

4.各務支考 「人の灯~」 合箱 紙本水墨17×18  130.000円

(1665~1731)美濃山県郡北野に生まれる。五歳で北野村の大智寺に入り僧籍となる。十九歳で還俗、宇治山田に隠遁、医を業にする傍ら岩田凉菟に俳諧を学ぶ。元禄三年、内藤丈草、乙州と同道し近江膳所の無名庵に芭蕉を訪ねる。芭蕉没後、蕉風俳諧を広め、美濃を中心に多くの門人を擁し獅子門美濃派と呼ばれる一大俳諧勢力を築く。享保十六年に没。

5.仙石廬元坊 画賛「何として~」 合箱 紙本水墨17.5×126.8  25.000円

(1688~1747) 美濃国本巣郡北方(北方町)に生まれる。24歳の頃各務支考に入門。享保12年から13年にかけて三越、加賀の旅に出て「桃の首途」成る。同15年3月、近畿から九州にかけて旅に出る。主な編書に「文星観」「其日歌仙」「花供養」「三つ物拾遺」など。俳号に、里紅、茶話窟、茶話仙など。美濃派3世。延享4年に没。

6.田中五竹坊 二見形文台 五条式 合箱  180.000円
7.田中五竹坊 懐紙「枝に又~」 紙本水墨 合箱  43.3×30.9   28.000円
8.田中五竹坊 懐紙「涼しさを~」 紙本水墨 紙箱  33.5×26.7   12.000円

(1700~1780) 美濃国本巣郡北方に生まれる。幼名、幸次郎、後、市郎八。各務支考、仙石廬元坊に俳諧を学ぶ。やがて五竹坊は道統を安田以哉坊に譲るが、両者の間に論争があり、以降美濃派は以哉派と五竹坊の門人河村再和坊に発する再和派(北方派)に分裂する。主な著書に「入梅の後」「七めぐり」「十二夜話」「帰童仙句評」など。俳号に五筑、琴左、帰童仙など。安永九年に没。美濃派第3世。

9.河村再和坊 「佐渡ちかし~」懐紙 紙本水墨 合箱 46.6×30.7  55.000円

(1725~1786) 本巣郡北方(北方町)の人。田中五竹坊に俳諧を学ぶ。美濃派再和派第五世。天明六年に没。

10. 山本友左坊  「古池や~」 紙本水墨 合箱 13.6×59.6  12.000円
11. 山本友左坊  大原女画賛 紙本水墨 合箱 21.4×85.5  12.000円

美濃本巣郡美江寺(北方町)に生まれる。俳号に梅州、卓路、雪香園、百茎園など。著書「おひのたび」。美濃派以哉派9世。弘化3年に没。

12.佐々木森々庵 三○図 合箱  紙本水墨39.7×121.5  48.000円

(1733~1798) 備前岡山の人。号、松吾、松後、帰空坊、道阿弥など。北方西運寺内に草庵を営む。美濃派再和派6世。寛政10年に没。

以下、明治以降没年俳人

13.大谷文寿坊 「落来るを~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  6.000円

(1798~1880) 美濃大垣の人。俳号に、竹旭廬、百柳舎、其兆など。著書に「飛ぶ蝶」「玉椿」「道の恵方」。明治3年、越前行脚。美濃派以哉派16世。明治13年に没。

14.高木巒化 「冬籠~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  6.000円

(1799~1880) 美濃大野郡政田邑(本巣郡真正町)の人。俗称、耕平。字、見山。俳号、春秋庵、四海仙、赤子仙、柿本舎など。著書「松の二見」。美濃派以哉派13世。明治13年に没。

15.棚橋碌翁 「木啄の~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  6.000円

(1817~1896) 美濃安八郡御寿村楡俣(輪之内)の人。俳号に、楡村、無逸、俳仙堂、帯経園など。月刊誌「獅子の林」発行。著書に「山の井集」「俳諧炭俵集註解」。美濃派以哉派17世。明治29年に没。

16.川合文化 「ちる花の~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  6.000円

(1837~1907) 美濃安八郡川並村(大垣市)の人。俳号に旭梅園、酔香仙など。著書に「花の集」。美濃派以哉派23世。明治40年に没。

17.西松吟風 「あきまつり~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  6.000円

(1829~1905) 美濃安八郡御寿村楡俣(輪之内)の人。俳号に可龍仙、積翠居など。著書に 「家佐久楽集」。美濃派以哉派21世。明治38年に没。

18.安藤迂言 「乳の志~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  6.000円

(1834~1904) 美濃羽島郡小熊の人。俳号に好々園、縮遠廬、迂言坊など。著書に「籠の鳥」。 美濃派以哉派22世。明治37年に没。

19.山田三秋 「月天心~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  5.000円
20.山田三秋 朱竹画賛  紙本水墨 紙箱 31.7×137  15.000円

(1875~1940) 美濃本巣郡西郷に生まれる。武儀郡東武芸村谷口(武芸川町)の山田家の養子となる。長屋其馨に俳諧を、佐々木信綱に和歌を学ぶ。俳号に反古庵、耕月仙など。著書に「獅子門俳人名鑑」「花の雨」。昭和15年に没。

21.高橋清斗 「霧の河~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  4.000円

(1879~1958) 美濃羽島郡松枝村(笠松町)の人。俳号に光風、瑞泉亭など。著書に「登竜門」「長肥紀行」「松韻」。美濃派以哉派32世。昭和33年に没。 

22.恩田憲和 「一痕の~」短冊 紙本水墨 タトウ紙 6×36.3  4.000円

(1872~1947) 美濃武儀郡西武芸村(山県市)の人。俳号に、翠松亭など。遺稿句集に「仏法僧」。美濃派以哉派31世。昭和22年に没。

23.丹羽百穀 俳句 紙箱   紙本水墨22×131   12.000円

(1884~1972) 海津郡高須の人。本名、鐐吉。美濃派再和派二十五世。

24.高味石田 松茸画賛 紙箱  紙本水墨26×108  9.000円           

(1867~1939) 羽島郡下中島村石田(羽島市石田)の人。 俳号に一味庵、養老仙、慶哉など。書画、篆刻、弓道、舞踊等にも秀でる。全国に門人、分社を多数擁した。主な編著に「佐久良の曠」など。
美濃派再和派第十九世。

25.梁川星巌 詩書 合箱  紙本水墨58.5×128  55.000円                
26.梁川星巌 万年芝生図 合箱  紙本水墨57× 40  35.000円               
27.梁川星巌賛 高文渓画 山水図 合箱  絹本水墨35.6×114 38.000円         

梁川星巌(1798~1858) 安八郡曽根村(大垣市)に大垣藩士稲津丈太郎長高の子として生まれる。12歳で両親を失う。幼くして華渓寺太随和尚に句読を受ける。文化4年9歳で江戸に遊学し山本北山塾に経史、詩文を学ぶ。29歳で帰郷し「梨花村舎」を開く。文政5年から約10年間、妻紅蘭を伴って西日本各地を放浪、頼山陽その他の文士と交流、詩名大いに高まる。天保3年江戸に出て「玉池吟社」を開く。門弟には佐久間象山もいた。弘化3年京都に居を移す。嘉永6年、ペリー来航後、吉田松陰、梅田雲濱らとの交流を深め尊皇攘夷運動の中心となる。安政の大獄直前の安政5年、京都にて急死。尊皇家。漢詩人。

高文渓・生没不明。京都の南画家。

28. 張氏紅蘭 梁川星巌賛 墨竹図 合箱  絹本水墨28.4×136  85.000円        

29.中西耕石 張氏紅蘭賛 山水図 合箱  絹本水墨45×22   45.000円  

張氏紅蘭(1804~1879) 安八郡曽根村(大垣市)に稲津長好の長女として生まれる。14歳のとき、梁川星巌の「梨花村草舎」に入門。17歳のとき梁川星巌と結婚する。文政5年、星巌とともに5年に及ぶ西遊の旅に出る。安政の大獄で投獄。星巌の死後、晩年は私塾をひらいて余生を送る。生涯、星巌を師とし、詩文、画に才覚を発揮した。明治12年に没。漢詩人。

中西耕石(1807~1884) 筑前藩芦屋(福岡県芦屋町)に生れる。早くから京都にのぼり、松村景文、小田海僊、篠崎小竹に師事。明治15年に京都府画学校教授になる。南画家。明治17年に没。

30.村瀬雪峡 観瀑図 合箱   絹本淡彩31.3×126  58.000円

(1830~1879) 美濃上有知村(美濃市)に生まれる。村瀬秋水の長男。秋水より画を伯父村瀬籐城、佐藤一斎から詩文を学ぶ。南画家。明治12年に没。

31.村瀬秋水 山水図  石河有粼箱  絹本著色52×129   180.000円
32.村瀬秋水 秋景山水図  合箱     絹本水墨28.2×134.5   28.000円
33.村瀬秋水 南遊墨戯図 巻物 頼山陽跋文 合箱  紙本淡彩425×25.3  120.000円

(1795~1867)
武儀郡上有知村(美濃市)の庄屋、村瀬敬忠の三男として生まれる。村瀬藤城(長男)、立斎(二男)は兄。幼少のころ、名古屋の張月樵に学ぶが、画家を志すことを許されず藤城を助け家業に従事する。三十歳のとき野呂介石に入門終生師と仰ぐ。藤城死後、分家して山中に隠棲、二十年間、郷里を出ず、画業に専念。江戸後期美濃を代表する南画家。明治九年に没。

34.村瀬太乙 山水図 合箱     紙本水墨31×140  85.000円
35.村瀬太乙 瓶掛 合箱  高21.5     80.000円                   

(1803~1881) 美濃上有知村(美濃市)に生まれる。村瀬籐城、頼山陽に詩文を学ぶ。犬山藩儒を務める。奇人として知られ、世塵を脱した気風と、禅画にも似た独特な画風は異才を放つ。儒者。明治14年に没。

36.蓑虫山人 暗門山瀑布図 合箱        紙本淡彩96×178.8    550.000円
37.蓑虫山人 山水図  合箱  紙本淡彩31.6×134.5    150.000円      
38.蓑虫山人 金沢八景図 四曲半双屏風  紙本淡彩290×123  190.000円

(1836~1900)安八郡結村(安八町)に土岐武平の子として生まれる。十四歳のとき、母の死を契機として諸国流浪、旅絵師として生涯を送る。また、旅の途中、亀ヶ岡遺跡の発掘調査を手がけるなどし、考古学の発展に寄与する。明治三十三年に没。

39.喜田華堂 滝図 合箱  紙本淡彩30.5×139.2   18.000円        
40.喜田華堂 雨中雀図 石河有リン箱  絹本淡彩36.3×98   88.000円         
41.喜田華堂 宝珠図 村瀬太乙賛 合箱   紙本水墨26.7×97.5    18.000円
42.喜田華堂 植松茂岳賛 月下田家図 狩野梅斎箱  絹本淡彩50×129   78.000円

喜田華堂(1802~1897) 不破郡今須(関ヶ原町)に生まれる。京都に出て、岸駒、岸良に学ぶ。岸派の画家として認められる。後年、名古屋にあって、尾張藩の御用絵師を勤める。明治12年に没。

植松茂岳(1794~1876) 尾張藩士小林和六常倫の第二子として名古屋流川に生まれる。植松有信、本居大平に国学を学ぶ。文化二年、植松氏を継ぐ。藩校明倫堂で和歌を講義。尾張志の撰述、古事記、六國史の校正、熱田文庫の建設に尽力。徳川慶勝の侍講を務める。国学者。明治9年に没。

43.江馬細香 山水図 合箱  紙本水墨42×129    120.000円             
44.江馬細香 墨竹図 合箱  紙本水墨31.9×134  58.000円               
45.江馬細香  墨竹図  合箱  紙本水墨57×129    88.000円              

(1789~1861) 大垣藤江村(藤江町)に、美濃蘭学の祖といわれた大垣藩医江馬蘭斎の長女として生まれる。幼少より書や絵に励み、浦上春琴に南画を学ぶ。梁川星巌、村瀬藤城らと白鴎社を結成。頼山陽を生涯の師と仰ぎ、生涯独身を通した。漢詩人。文久元年に没。

46.小原鉄心 墨梅と詩書 双幅  合箱   紙本水墨12.4×145.2 150.000円     

(1817~1872)大垣に生まれる。大垣藩の重臣。藩政の改革。大垣藩を尊皇に導く。明治5年に没。

47.成木星洲 山水図 合箱   絹本淡彩38×124.6   45.000円            

(1863~1935) 恵那郡中津川村中村(中津川市)に、素封家成木来助の長男として生まれる。幼名、奈良吉。明治13年に京都に出て、田能村直入に入門し、児玉果亭、田近竹邨らと南画を学ぶ。また漢詩を林雙橋に和歌を市岡殷政に学ぶ。明治39年、名古屋に移住。昭和10年に没。

48.赤田臥牛 詩書 合箱  紙本水墨29.2×135.5  35.000円            

(1747~1822) 高山に生まれる。尾張の松平君山、浅井図南らに漢学を学ぶ。郡代の援助を受け、邸内に飛騨で初めての学問教授所「静修館」を建て、多くの子弟を持つ。漢学者。江戸後期、田中大秀と並ぶ飛騨を代表する学者。文政五年に没。

49.江馬元齢 詩書 合箱  紙本水墨25×103    55.000円               

(1812~1882) 江馬蘭斎の養子江馬元弘の子。若くして京に出て、頼山陽、梁川星巌に詩文を、高野長英、岡研介に蘭学を学ぶ。天保11年、大垣竹島に医院を開く。安政3年、大垣藩教授となりヨーロッパの軍事学を講じる。蘭学者。明治15年に没。

50.村瀬藤城 詩書(観雪)  合箱   紙本水墨29×135   50.000円         
51.村瀬藤城 詩書  合箱  紙本水墨30×125   35.000円        

(1791~1853) 美濃上有知村(美濃市)に生まれる。梅花村舎を開き美濃一円に門弟数百人を持つ。頼山陽とは盟友。美濃文壇の重鎮。経世家。嘉永6年に没。

52.野村藤陰 詩書 合箱  紙本水墨33×134 12.000円           

(1827~1899) 大垣に生まれる。初め江馬細香に書を学び、15歳で藩校致道館に入る。3年後には藩校の助教に登用される。大阪に遊学し後藤松陰、斉藤拙堂に学ぶ。大垣藩儒。儒者。多くの子弟を持つ。明治32年に没。

53.田中大秀 和歌 合箱  紙本水墨45×30.5  55.000円                
54.田中大秀 富士図 合箱 紙本水墨32.2×57.6  75.000円

(1776~1847) 飛騨高山一之町の薬種商田中弥兵衛の二男に生まれる。幼年より古学への関心深く、21歳で熱田神宮の神職栗田知周に和歌を学び、享和元年、本居宣長に二ヶ月学ぶ。飛騨の古学を盛り立て、荏野文庫を創設し、飛騨総社を再興する。著書に「竹取物語」「土佐日記解」「蜻蛉紀行解」など。国学者。弘化3年に没。

55.永田佐吉 堪忍御萬歳 合箱   紙本水墨28×132  75.000円
56.永田佐吉 宝珠図 合箱  紙本水墨27×63   95.000円      
57.永田佐吉 極楽 合箱  紙本水墨47×28     75.000円               

(1701~1789) 現・羽島市竹鼻町上鍵屋町に生まれる。貧農の家に生まれ、幼くして両親を失う。10歳で名古屋の紙問屋に奉公に出る。精一杯奉公に励み、暇をみつけては経書に親しむ。帰郷後、綿の仲買を始め、財を築き、石橋や道標、佐吉仏を築いた。人のために尽くす多くの逸話から「仏佐吉」と呼ばれた。心学の実践者。篤志家。羽島市竹鼻町の貧農に生まれる。心学の実践者で仏佐吉と呼ばれた。寛政元年に没。

58.本庄道芳 和歌 合箱  紙本水墨38×29  90.000円               
(1604~1668) 美濃高富藩祖。

59.本庄道美 書 合箱  紙本水墨67×28  16.000円                   

高富藩第10代藩主。

60.松平義建 詩書 双幅 合箱  紙本水墨29×134  180.000円
          
(1799~1862)水戸藩小石川邸に生まれる。天保三年、第十代高須藩主となる。号、秉斎、芳潤堂、賞蘭斎など。嘉永三年、摂津守改め中務大輔となる。文久二年に没。

61.松平定敬 一行書 合箱  紙本水墨30.6×113.8  85.000円        

(1846~1908)高須藩江戸邸で生まれる。松平義建の子。安政六年、桑名藩主松平家の養子となり桑名藩主となる。桑名藩主松平家の養子。元治元年、京都所司代。明治四十一年に没。
   

62.松平義怒 書 額装  紙本水墨51.2×25   45.000円                

(1824~1883) 江戸に生れる。美濃高須藩主松平義建の二男。初名、義恕。字、君恪。号は初め、盛斎、後、月堂。嘉永2年、尾張藩14代藩主になる。反井伊の尊皇攘夷派で、安政の大獄で隠居謹慎となり、異母弟の茂徳に藩主の座を譲るが、井伊暗殺後、復権し、子の義宣を十六代藩主に据えて藩政の実権を握った。藩内佐幕派を一掃(青松葉事件)し、倒幕の一端を担う。明治3年、名古屋藩知事。明治16年に没。

63.棚橋絢子 松図 合箱  紙本水墨23.8×26.7    15.000円       

(1839~1939) 大阪に生まれる。19歳の時に山県郡伊自良郷松尾村、当時失明の学者であった棚橋大作のもとに嫁ぐ。棚橋家没落で辛苦の生活を送るが、その後、東京女子学校校長となる。明治婦人会の指導者。昭和14年に101歳で没。

64.下田歌子 和歌 短冊 額装  紙本水墨6×36.4    15.000円          

(1854~1936)岩村藩士平尾家の長女として岩村町に生まれる。本名は平尾銘(せき)。幼少より和歌、漢詩を学ぶ。明治五年、宮内省に出仕し同年昭憲皇太后から歌子の名を賜る。女子教育の振興に尽力。実践女子大学の創始者。歌人。昭和一一年に没。

65.武藤山治 瀑布図 共箱 紙本水墨21.3×132.8  15.000円             
66.武藤山治 二行書 紙箱 紙本水墨45.9×175  15.000円               
◆武藤山治・1867~1934 安八郡今尾村(平田町)に生まれる。明治17年、慶應義塾卒。明治26年、三井銀行入社。明治32年、鐘紡紡績支配人に就任。倒産寸前の鐘淵紡績の再建に努め、工場の近代化や従業員の福祉向上を図って、後に「紡績王」「鐘紡中興の租」と称賛された。大正一三年、衆議院議となり政財界の革新に尽力。昭和7年、政界引退、時事新報社相談役に就任。帝人事件進展のさなか、凶弾に倒れる。昭和9年に没。

67.牧野英一 折々の歌 四幅対 共箱  紙本水墨16.8×134    120.000円      

(1878~1970) 大野郡高山町向町(高山市本町一丁目)に生まれる。明治33年、東京帝国大学フランス法科に入学。同36年、首席で卒業。明治三九年、法学部助教授。明治43年、ヨーロッパ留学。大正2年、同学教授。昭和11年、帝国学士院会員。昭和13年、東京帝国大学退官、名誉教授。昭和21年、貴族院議員に選ばれ、新憲法の審議に携わる。非近代的な応報主義刑法を排し、「犯人の矯正を以て刑罰の目的を解す」とし、近代日本刑法の発展に大きく寄与した。佐々木信綱門下の歌人としても知られ、「あかしや」「海を渡りて 野を渡りて」などの歌集がある。昭和25年、文化勲章受章。高山市名誉市民第一号。主著に「日本刑法」「刑法研究」など。昭和45年に没。

68.南条文雄 大悲無倦常照我 合箱  紙本水墨32.9×131   55.000円
         
(1849~1927)大垣船町に誓運寺住職溪毛芥の三男として生まれる。梵語学を研究、「大明三蔵聖教目録」を編纂。大谷大学学長。仏教学者。昭和二年に没。

69.古田紹欽 春去りて 共箱   紙本水墨32.1×23.6   25.000円        

(1911~2001)岐阜県山県郡伊自良村大森(山県市)に生まれる。父の死後に東光寺、後に慈恩寺で生活し、東京大学文学部印度哲学梵文学科に進学。 卒業後は鈴木大拙に師事。昭和三二年、北海道大学教授、同三九年、日本大学教授。仏教学者。平成一三年没。

70.日比野五鳳 詩書 合箱  紙本水墨39.6×32.3   120.000円          

(1901~1985)岐阜県安八郡神戸町大字中沢に生まれる。大正八年、大垣中学卒業後、中学時代の恩師、大野百練に師事。昭和五十二年、日本芸術院会員。昭和五十八年、文化功労者。昭和六十年に没。近代仮名書の大家。書家。昭和六十年に没。
71.久松真一 和敬清寂 合箱  紙本水墨33×129.4   150.000円         

(1886~1980) 岐阜市長良に生まれる。大正元年、京都帝国大学に進学、西田幾多郎に学ぶ。大正4年、大学卒業後京都妙心寺に参じ、「無相の自己」の覚証に到る。大正七年には妙心寺山内春光院に居を構える。臨済宗大学(現花園大学)、龍谷大学、京都帝国大学、、花園大学、京都市立美術大学の教授を歴任。昭和三十二年、ハーバード大学神学部客員教授として「禅と禅文化」を講義。昭和四十九年、岐阜市長良福光に移居。仏教哲学者。昭和五十五年に没。

72.大野百錬 詩書 紙箱  紙本水墨32.6×137   7.000円

(1864~1941) 大垣に大垣藩士大野十助の二男として生まれる。菱田海鷗、野村藤陰、岩田滝に漢学を学ぶ。明治29年、大垣中学(大垣北高)に勤務。大正8年、同校を退職し、書道家に専念する。大正13年、帝国書道院を設立。日本書道界の重鎮。昭和16年に没。

73.杉山三郊 堀田秀叢 合作 合箱    紙本淡彩4.3×123.3   45.000円

杉山三郊(1855~1945) 安八郡神戸町に生まれる。東京商科大学(一橋大学)、早稲田大学で書を教える。漢学者で書家。

堀田秀叢(1894~1954) 長野県諏訪市に生まれる。池上秀畝門下。主に日展で活躍 日本画家 昭和29年に没。

74.小島信夫 眼中之人吾老矣 色紙 額装       紙本水墨24×27    25.000円

(1915~2006)稲葉郡加納町(岐阜市加納安良町)に生まれる。東京帝国大学文学部英文科卒業。昭和三十年、「アメリカン・スクール」で第三十二回芥川賞。昭和四十一年、「抱擁家族」で第一回谷崎潤一郎賞。昭和五十七年、日本芸術院賞。小説家。平成十八年に没。

75.大野伴睦 虎(書) 色紙        紙本水墨24×27    6.000円

(1890~1964) 山県郡谷合村(美山町)に生まれる。衆議院議員当選13回。衆議院議長、自由民主党副総裁などを務める。保守政界の重鎮、代表的な党人派政治家として活躍。昭和39年に死去。

76.川合玉堂 時雨 色紙 額装       紙本淡彩24×27    320.000円

(1873~1957)愛知県葉栗郡外割田村(木曽川町)に生まれる。本名芳三郎。明治一四年、一家で岐阜市米屋町に移住する。明治二三年、幸野楳嶺に入門、楳嶺の死後上京、橋本雅邦に入門する。明治三一年、雅邦とともに日本美術院創設に参加。大正四年、東京美術学校教授。昭和一五年、文化勲章受章。近代日本画の巨匠。昭和三四年に没。

77.大橋翠石 猛虎図 合箱             絹本著色40.8×131    480.000円
78.大橋翠石 金魚図 双幅 共箱 東美鑑定書      紙本淡彩30.5×103  250.000円

(1865~1945) 安八郡大垣北新町に代々染物屋を営む大橋亀三郎の次男として生まれる。本名卯三郎。通称、宇一郎。15歳のころ大垣の文人、戸田葆堂に入門。明治16年、京都に出て、葆堂の師、天野方壺に入門し南画を学ぶ。明治18年、東京に上り、南画家、渡辺小華に入門。明治28年、内国勧業博覧会に初出品。明治29年、大阪市立絵画共進会に「月下虎」を出品、三等銅賞受賞。明治33年、パリ万国博覧会に「猛虎」を出品、金牌受賞。このころ東京麹町に寓居。明治三六年、内国勧業博覧会に「虎図屏風、六曲一双」を出品、二等賞受賞。明治四五年、須磨に転居。以後神戸に暮らす。

79.大橋万峰 猛虎図 合箱  絹本著色48×123    45.000円             
80.大橋万峰 鼠図 合箱  紙本淡彩29.1×126.5    5.000円          

(1860~1943) 安八郡大垣北新町(大垣市新町2丁目)に代々染物屋を営む大橋亀三郎の長男として生まれる。大橋翠石の兄。 昭和18年に没。

81.佐藤翠渓 虎図 合箱  絹本淡彩41.3×117.7    35.000円           

(1884~1926) 大垣市に生まれ、岐阜市春日町に住む。山田松渓、小森呉橋門下。大橋翠石に私淑。「虎の画家」として著名。昭和15年に没。

82.高木美石 狸図 合箱  絹本著色42.5×125 25.000円             
83.高木美石 猛虎図 合箱  絹本著色47.6×126.6  85.000円          

(1886~1947) 養老郡多良村(上石津町)に生まれる。大橋翠石に私淑し独学で日本画を学ぶ。翠石に次ぐ「虎の画家」として高名。昭和22年に没。

84.加納鉄哉 稲穂に案山子画賛 賛黄雲  合箱   絹本淡彩26.2×103  38.000円

(1845~1925)厚見郡岐阜本町(岐阜市)に生まれる。本名光太郎。少年時代、父より南画や彫刻の技法を学んだ。安政5年、長良の崇幅寺に入る。文久三年、伊深の正眼寺に転じ雪澤紹璞に師事。明治元年還俗し、以後七年間諸国を漫遊しながら、絵画、彫刻、鉄筆の研鑽に励む。明治7年、東京に出て、彫刻を本業とした。明治14年、第二回内国勧業博覧会で妙技賞牌三等受賞。明治21年、東京美術学校設立に際し教授に任命されるが、翌年自ら学校を退く。晩年奈良に住み、「最勝精舎」を設け、正倉院、法隆寺の宝物の模刻など制作に没頭する。鉄哉は早くから日本の古美術に造詣を持ち、フェノロサ、岡倉天心らの古美術保護活動にも貢献した。大正14年に没。

85.野原鳥聖 待月 共箱  絹本著色50.8×42.7  28.000円         
86.野原鳥聖 東山秀色図 額装  紙本淡彩54×45.5  18.000円
        
(1897~1971)揖斐郡養基村(揖斐川町)に生まれる。西山翠嶂に師事。主に帝展、日展で活躍。日本南画院評議員。日本画家。昭和四六年に没。

87.水野柳人 晩夏 共箱  絹本著色50.6×45.3  250.000円         
88.水野柳人 蛍画賛 合箱  紙本淡彩43×27   48.000円          

(1873~1959) 郡上八幡町に生まれる。鮎の柳人として知られる。商家の出身で旦那衆でもあった柳人は絵画のほかに俳句を嗜み、茶の湯に精通した風流人であった。谷崎潤一郎、柳宗悦、菊池寛、大仏次郎ら多くの文人墨客と交わる。昭和34年に没。

89.中村勝龍 木賊図 合箱  絹本著色85×98   150.000円          

(1904~1962)大垣市本町に生まれる。本名勝三郎。大正一二年、大垣中学校を卒業し、翌年京都の山本春挙の画塾に入門。昭和一七年帰郷し、戦後は大垣にて絵筆を執り、上田秋陽、川地寿山らと「七福会」をはじめる。日本画家。昭和三七年没。

90.篠田柏邦 旭日稚松図 共箱 二重箱入  絹本著色51×124.6  65.000円      

(1883~1969) 岐阜市元町に生まれる。明治33年、京都の今尾景年に入門、明治40年、景年の養子(後解消)となる。大正2年、東京美術学校卒業。大正8年、東京美術学校日本画科助教授となる。主に帝展に出品。昭和10年頃画壇を離れ、東京から千葉市川市に転居。昭和44年に没。

91.佐脇波登麿 月に菩提樹図 合箱  絹本淡彩41.6×111.8 32.000円       

(1853~1922) 佐脇源好の子として京都丸太町に生まれる。土佐光文について画を学ぶ。明治の初め岐阜上竹町に移る。明治19年、東洋絵画共進会で三等褒状。明治22年、パリ万博に出品、銀牌を受ける。明治40年頃、渡欧。晩年、北長森村野一色(岐阜市北一色)画室(號聲郷)を設け、門弟を指導する。土佐派の画家。大正11年に没。

92.大熊秀斎 鶏図 合箱  紙本淡彩33.1×111.8    32.000円       

(1871~1938)大垣本馬場町に生まれる。川辺御楯に土佐派を学ぶ。明治四〇年、日本美術協会展で一等褒状。日本画家。昭和一三年に没。

93.林雲鳳 蛙  共箱  絹本著色57.5×45.8   88.000円       
94.林雲鳳 大和絵四季 四幅対 共箱  紙本淡彩31.3×123   120.000円     

(1899~1989)土岐郡笠原村(笠原町)に生まれる。本名、雄一。名古屋の森村宣稲に師事。昭和三年、宣稲の勧めにより上京、松岡映丘に師事。昭和五年、第十一回帝展に「海の浄土」初入選。昭和十年、映丘門下により紅日会結成。昭和二十年、戦災により笠原町に帰る。主に帝展で活躍。日本画家。平成元年に没。


95.垣内雲嶙 春秋山水図 双幅 共箱  絹本水墨30.3×123.5  90.000円      

(1825~1891) 飛騨国高山浅井に生まれる。名は直道。画家を志し京に上り、岡本豊彦、塩川文麟に四条派を学ぶ。弘化2年頃高山に帰り高山陣屋御用絵師となる。嘉永3年、飛騨総社神楽台の鏡天井の雲龍図を描く。嘉永4年、再度上洛し岩倉具視に画工として仕える。明治12年、金沢に移り画塾を開く。明治16年、横浜絵画共進会で優等賞、明治17年、第二回内国絵画共進会で褒状を受賞。明治24年に金沢で没。国学や漢籍にも通じ文人墨客の生活を好んだ。明治初頭、飛騨を代表する画家。

96.後藤秋厓 竹涯宵話図 共箱  絹本著色28.3×122  48.000円          

(1886~?) 山県郡山県村(岐阜市)に生まれる。名は正秀。京都に住んで田近竹邨に南画を学ぶ。

97.仁林聾仙 雨中山水図 合箱  紙本水墨41.5×127.5    35.000円        

(1865~1935) 大垣代官町に生まれる。明治3年、五歳のとき川に落ち聴力を失う。明治15年、京都に出て久保田米僊、森寛斎に入門、四条派の画を学ぶ。明治28年、九州漫遊の途につき、途中耶馬渓に滞在。帰国後、大垣市東長町に居を定める。明治36年、大阪勧業博覧会に「初冬山水」出品、二等銀牌受賞。大正8年、南満州鉄道株式会社総裁野村龍太朗の招きで満州へ渡る。大連のヤマトホテルの壁画制作。以後満州に定住。四条派的要素のなかにも漢画的な独自な画風を持つ作品を残す。昭和10年、大連にて没。日本画家。

98.清水古関 鶴図 共箱  絹本著色36.1×121.8    68.000円          
99.清水古関 水墨山水図 合箱  絹本水墨40.4×104.8  48.000円
100.清水古関 富士山水図 合箱  絹本水墨41×106.8    48.000円
        
(1879~1949)不破郡表佐村(垂井町)に生まれる。明治三〇年、京都市立美術工芸学校に入学。卒業後、竹内栖鳳、菊池芳文に学ぶ。明治四三年、岐阜市加納に転居。以後、画塾を開き、後進の指導をする。日本画家。昭和二四年に没。

101.大矢峻嶺 群雀図 共箱 二重箱  絹本淡彩 98.000円
102.大矢峻嶺 薮柑子初雀図 合箱  紙本淡彩54×44.5  55.000円         
103.大矢峻嶺 雀図 扇面軸装 合箱  絹本著色53×17.6   48.000円          
104.大矢峻嶺 椿図 合箱  紙本淡彩37.8×30  23.000円        
105.大矢峻嶺 松上双鶴図 合箱  絹本著色26.8×120  12.000円       

(1892~1967)加茂郡伊深村(美濃加茂市)に生まれる。本名、貫一。明治四十四年、京都に出て三木翠山に入門。のち翠山の勧めで竹内栖鳳門下となる。大正八年、第一回帝展に初入選。以後、主に帝展で活躍。昭和四二年、日本画家。七五歳で没。

106.池田虹影 白梅と鴛鴦図 合箱  絹本著色40.7×118.8  28.000円        
107.池田虹影 南天 合箱  紙本淡彩54.3×30.8  19.000円        

(1892~1956)郡上八幡町に生まれる。旧姓橋本晴治郎。竹内栖鳳門下。文展、帝展で活躍。日本画家。昭和三一年に没。

108.小島一谿 内海 合箱  絹本著色50.6×42.4   38.000円           
109.小島一谿 白河南湖浅春 共箱  絹本著色50×44  68.000円         

(1899~1974) 岐阜市加納に生まれる。幼少の頃一家で横浜に転居。大正2年、川端絵画研究所洋画科に入学。日本画に転向し、大正5年、前田青邨に入門。 主に院展で活躍。昭和49年に没。

110.宇野嶺城 薔薇図 合箱  絹本著色50×39    15.000円        
111.宇野嶺城 薔薇図 合箱  絹本著色35×112.5   15.000円
        
(1885~?)山県郡大桑(山県市)の人。本名、泰吉。岐阜商業高等学校の美術教師を務める。

112.横山春渓 晴日賞景図 共箱 二重箱     絹本著色41.3×107   45.000円

(1899~1979)羽島郡中屋村(現各務原市)に生まれる。本名力丸。橋本関雪に師事し、大正一〇年帝展に初入選以降、帝展、日展に入選を重ねる。京都市絵画専門学校別科卒。日本画家。昭和五四年没。

113.佐々木尚文 紗那王 合箱  絹本著色41.3×116.5    65.000円        
114.佐々木尚文 笹に鶯図 合箱  絹本淡色42×29.7    38.000円
115.佐々木尚文 渓村清流 共箱  絹本著色51.5×45   68.000円       
116.佐々木尚文 豊漁 共箱 太巻二重箱入  絹本著色50.2×42    150.000円
117.佐々木尚文 春景山水図 共箱  紙本淡色32.2×125.3    45.000円       

(1890~1970) 大野町黒野に生まれる。本名武郎。多治見で陶磁器の絵付けをする画工として働く傍ら画家を志す。明治四一年、川合玉堂に書生として入門。主に帝展で活躍する。昭和二〇年長野市に疎開、晩年を同地で暮らす。日本画家。昭和四五年に没。

118.長谷川朝風 晨 共箱  紙本淡彩33.4×121.1  55.000円
119.長谷川朝風 伊吹嶺曙 共箱   紙本淡彩60×49.3  75.000円
120.長谷川朝風 山間緑斉 太巻共箱  紙本水墨45.8×38.2  75.000円         

(1901~1977) 岐阜県安八郡墨俣町に生まれる。二歳の頃トラコーマ・パンヌスに罹り、以後、生涯にわたり眼疾に悩む。大正年、京都市立絵画専門学校予科入学。大正一一年、近藤浩一路に師事、京都に住む昭和二年、京都市立絵画専門学校卒業。昭和六年、第一二回帝展に初入選。昭和七年、近藤浩一路の奬めにより、山元春挙門下早苗会に入門。以後、主に院展で活動。俳句を飯田蛇笏に師事。日本画家。

121.虫賀六腑 金魚図  紙箱  紙本淡彩32.1×135  18.000円              
122.虫賀六腑 瓢箪図  紙箱  紙本著色22×134  12.000円              
123.虫賀六腑 藤図  紙箱  紙本著色22.3×138  15.000円             
124.虫賀六腑 瓢箪図  紙箱  紙本著色33.3×128.5  18.000円          

(1892~?)羽島市正木に生まれる。呉昌碩に私淑。清画を独学で学ぶ。医師。

125.森有一 牡丹図 紙箱  紙本淡彩45.7×38.7  9.000円       
126.森有一 筍図 紙箱  紙本淡彩51×21  8.000円       
127.森有一 茄子図 額装  紙本淡彩32.3×23.5  9.000円       
128.森有一 馬鈴薯図 額装  紙本淡彩32.3×23.5  9.000円       

(1898~1984)武儀郡南武芸村(関市)に生まれる。大正十五年、名古屋市に転居。昭和二十年、戦災により美濃町(美濃市)に転居。昭和二十二年、武者小路実篤入門に。昭和三十三年、名古屋で初の個展。種田山頭火と親交。句集に「山川句集」。画家、俳人。昭和五十九年に没。

129.石原玉関  義家出陣之図  共箱   絹本著色34.7×112  35.000円       

(1882~1950) 武儀郡富加村(関市)に生まれる。本名、理一。日本画家。昭和二五年に没。

130.矢橋六郎 ポルトガル 水彩 額装     紙本着色25×17 55.000円
131.矢橋六郎 珠江 水彩 額装     紙本着色40×32 75.000円

(1905~1988)大垣市赤坂町に生まれる。昭和元年、東京美術学校西洋画科入学、在学中に川島理一郎の「金曜会」に参加。同校卒業後渡欧。昭和八年帰国後、国画会会員となるが、山口薫、村井正誠らと「新時代」結成。 自由美術協会、モダンアート美術協会の創立に参加。武蔵野美術大学、東京美術大学講師。洋画家。昭和四六年に没。

132.坪内節太郎 近江源氏先陣館 合箱     紙本淡彩45.1×33.8 45.000円

(1905~1979) 各務原市那加に生まれる。大正八年、大阪に転居、天彩画塾に入門し松原三五郎に師事。昭和元年、東京に転居、中川一政、河野通勢の指導を受ける。昭和六年、独立美術展初入選。昭和二十一年、行動美術会員となる。主に行動美術で活躍。新聞雑誌の挿絵も描く。平成元年、岐阜県美術館にて「東洋の画趣坪内節太郎展」開催。洋画家。昭和五四年に没。

133.水谷清 椿花 額装  油彩 キャンバス  F6号 85.000円             

(1902~1977) 郡上八幡町に生まれる。昭和二年、小杉放庵に師事し、春陽会賞受賞。昭和四年から昭和七年まで滞欧。昭和三一年、金沢大学教授に就任。春陽会会員。洋画家。昭和五二年に没。

134.長原孝太郎 滝に燕図 合箱  絹本水墨34.3×122  85.000円    

(1864~1930) 垂井町に生まれる。明治一〇年、東京神田共立学校に入学。明治一六年、小山正太郎の不同舎には入り洋画を学ぶ。明治二八年、黒田清輝に指導を受ける。明治二九年、白馬会展に出品。大正五年、東京美術学校教授となる。帝展審査員。日本近代洋画黎明期を代表する洋画家。昭和五年に没。

135.北蓮蔵 湖畔 額装  油彩 板F1号  80.000円                     
136.北蓮蔵 ベニス 色紙 額装  紙本淡彩23.5×26.2   25.000円
        
(1876~1949) 岐阜市北長森に生まれる。明治二二年、山本芳翠の画塾「生巧館」に入る。明治二七年、同塾を受け継いだ黒田清輝の指導を受ける。明治三〇年、東京美術学校入学。白馬会会員。洋画家。昭和二四年に没。

137.小寺健吉 静物 額装  油彩 キャンバスF10  135.000円               
138.小寺健吉 箱根 額装  油彩 キャンバスF4  85.000円                 

(1887~1977) 大垣市に生まれる。長原孝太郎、小林萬吾、和田英作らに師事。明治四四年、東京美術学校卒。昭和三年、第九回帝展で特選。日展審査員。光風会展審査員。洋画家。昭和五二年に没。

139.吉田修三 萌 額装 油彩 キャンバス F3  45.000円                  
(1922~1985) 関市に生まれる。昭和17年、東京美術学校彫刻家を卒業。昭和21年より洋画に転向し梅原龍三郎に師事。昭和29年、旺玄会会員。昭和31年、同会退会。昭和35年頃より主に個展で作品を発表する。昭和60年、岐阜県芸術文化特別奨励賞。洋画家。昭和60年に没。

140.村井正誠 顔  額装  油彩 キャンバス F3   180.000円              
141.村井正誠 丸い顔  額装  水彩 紙本淡彩23×26  95.000円             

(1905~1999) 岐阜県大垣市に生まれる。大正一四年、文化学院大学美術部に入学し、有島生馬、石井柏亭らに師事する。昭和九年、山口薫・矢橋六郎らと「新時代」を結成。昭和二四年、武蔵野美術大学油絵科講師。昭和二五年、「モダンアート協会」を結成。日本を代表する抽象画の巨匠。平成十一年に没。

142.武田由平 葉 色紙 木版 額装  紙本着色 23.5×26.5  55.000円       
143.武田由平 無花果と小禽 木版 額装  紙本水墨 54×46.5    85.000円     
144.武田由平 中津風景 色紙 木版 額装 紙本着色  26.5×24  55.000円
145.武田由平 クレマチス 色紙 木版 額装  紙本着色  23.5×26.5 55.000円  

( 1892~1989) 大野郡灘村(高山市冬頭町)に生まれる。大正3年、岐阜県師範学校を卒業後教職につく。山本鼎の農民美術研究所を訪ねたことを契機に、飛騨にて教育版画に取り組む。大分県立中津中学校に転任。昭和三四年、棟方志功、永瀬義郎らと共に日本版画会を設立する。白日会会員。日本版画協会会員。中津市民栄誉賞。版画家。平成元年に没。

146.守洞春 赤焼の山(肉筆)合箱  紙本著色43×36  25.000円              
147.守洞春 書(夢愛) 合箱  紙本水墨41.5×30    45.000円

(1909~1985) 大野郡高山馬場町(高山市)に生まれる。大正13年、高山西尋常小学校卒業。昭和一六年、第四回新文展に初入選。昭和36年、飛騨美術協会の設立に参加。恩地孝四朗に師事。関野準一郎と交友。別号に板道人。版画家。昭和60年に没。

148.早川国彦 長良川 共箱  絹本水墨41.3×126.8    150.000円        
149.早川国彦 漁村風景図 合箱  紙本淡彩50.2×44.2    85.000円      
150.早川国彦 福寿草 色紙  紙本淡彩23.5×26.2   15.000円   
151.早川国彦 胡瓜と茄子 色紙  紙本淡彩23.5×26.2  15.000円     

(1897~1967) 武芸川町に生まれる。大正三年、岐阜中学を中退し上京、太平洋画会研究所に学ぶ。昭和元年、太平洋洋画会会員。昭和一七年、第二九回二科展で二科賞。昭和一八年、二科会会員。岐阜大学教授。水彩画家。昭和四二年に没。

152.加賀孝一朗 大浦天主堂  油彩 キャンバス F4  55.000円       
153.加賀孝一朗 白樺  油彩 キャンバス F10  55.000円            

(1899~1988) 海津町に生まれる。明治三五年、名古屋に転居。名古屋の鈴木不知、岸田劉生に師事。春陽会会員。昭和63年、愛知県美術館で遺作展。洋画家。昭和六三年に没。

154.岡本一平 日本橋  紙本淡彩33.6×26  25.000円          
155.岡本一平 柿の渋  紙本水墨32×42,5  25.000円          
156.岡本一平 銀猫 合箱  紙本淡彩39×138.7  75.000円
        
(1886~1945)  北海道函館に生まれる。父親が書家、岡本竹次郎。妻は小説家、岡本かの子。長男は画家、岡本太郎。明治四三年、東京美術学校西洋画科選科卒。明治四五年、東京朝日新聞社に入り、政治、社会漫画に新風を開いた。晩年、加茂郡白川町、美濃加茂市古井に住む。「漫俳」の提唱者。漫画家。昭和二三年に没。

157.坂井範一 裸婦 パステル  紙本著色27.1×35.6  55.000円        

(1899~1981) 加茂郡蜂屋村(現美濃加茂市)中蜂屋に生まれる。大正15年、東京美術学校図画師範科卒業。昭和6年、東京美術学校研究科に入学し藤島武二に師事する。昭和11年、第1回新制作派協会、「浴後」で新作家賞を受賞。昭和23年、岐阜県美術作家連盟を結成、会長となる。昭和24年、岐阜大学学芸部美術科教授。昭和56年に没。

158.キシオ・ムラタ 風景 額装  油彩 キャンバス F4  120.000円           

(1910~1992) 名古屋市に生まれる。大正八年、岐阜市に転居。岐阜中学卒業。昭和21年、行動美術協会結成に参加、会員となる。昭和28年、東京国立近代美術館主催「抽象と幻想」展出品。昭和32年、サンパウロ・ビエンナーレ展に出品。昭和40年、メキシコ大学客員教授。昭和45年、ナイジャリ町に定住する。昭和47年、63年、メキシコ国立近代美術館にて個展。平成3年、岐阜県美術館にて「キシオ・ムラタぎふ特別展」。同年、名古屋市美術館にて「名古屋メキシコ友好 キシオ・ムラタ展」。洋画家。平成4年に没。

159.渡部審也 秋晴 共箱  絹本著色50×145  280.000円                

(1875~1950) 大垣市室町に生まれる。明治23年上京。明治27年、浅井忠、松岡寿らに
よって結成された明治美術会教場に創設時に入学、約2年間、西洋画の基礎を学ぶ。明治31年、第10回明治美術会に「猿曳」を出品。明治33年、パリ万国博に「魚婦」出品。明治34年、太平洋画会創立に参加。洋画家。昭和25年に没。

160.矢島寿山 茶碗 共箱  85.000円
161.矢島寿山 瓶掛 合箱  高24.3    120.000円
                   
(1849~1922) 長野県川中島に生まれる。長崎の小曽根乾堂に鉄筆と篆刻学ぶ。後、各地を転々としながら陶芸と鉄筆の研鑽に努めた。明治三二年に岐阜に移り、金華山麓に窯を築き寿山焼と称した。大正一一年に没。


※寸法(㎝)は本紙(作品)の横×縦。 特に記載のないものは、すべて軸装品。
※合箱とは、共箱、極め箱以外の木箱
※目録外出品もあります。

作品のご予約は、12月8日(金)午後6時まで当画廊で承りますが、複数のお申し込みがある場合は後日の抽選となります。