《尽十方世界是一顆明珠逐物為己逐己為物》
(尽十方世界は是れ一顆の明珠(みょうじゅ) 物を逐(お)ひて己と為し、己を逐ひて物と為す)
(『正法眼蔵』道元禅師・「一顆の明珠」)
※一顆の明珠
玄沙師備禅師の言葉(体験)について、「尽十方世界是一顆明珠」(全宇宙は一粒の輝やく珠である)を中心にして、道元禅師の解釈並びに宇宙観を述べたもの。
剋太の箱書(題)「大」は、尽十方世界と同義であろう。
美品かつ優品です。