三船久蔵(三船十段)
明治16年(1883)~昭和40年(1965)
岩手県九戸郡久慈町(久慈市)に生まれる。明治36年(1903)、上京して講道館に入門。横山作次郎の弟子となる。隅落(別名、空気投げ)、球車]、大車、踵返、腕挫三角固、かに挟み逆(飛びつき十字固め)など数々の新技を創案。講道館最高位の十段に上り詰め、講道館指南役のほか、多数の大学、専門学校、警視庁等の柔道師範として柔道の普及、後進の育成にも多大な功績を残した。久慈市名誉市民。文化功労者。
無辺風月眼中眼 不盡乾坤燈外燈 柳暗花明十萬戸 敲門処々有人膺 (杜牧)
無辺の風月眼中の眼 不盡の乾坤燈外燈の燈 柳は暗く花明らかなり 十万戸門を敲けば 処々に人の応うる有り
優品。