池田満寿夫
昭和9年(1934)~平成9年(1997)
旧満洲国奉天市(現在の瀋陽市)に生まれ、戦後は長野県長野市で育つ。長野北高等学校(長野県長野高等学校)定時制課程卒業後、画科を目指して上京。東京芸術大学の受験に3度不合格となり大学進学を断念。19歳で自由美術家協会展に入選。その後、瑛九の勧めで色彩銅版画を始める。昭和40年(1965)、ニューヨーク近代美術館で日本人として初の個展。翌41年、ヴェネツイア・ビエンナーレ展版画部門の国際大賞を受賞。平成9年(1977)、『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞受賞。
本紙に小シミ。