鴨居玲/新規掲載品/掛け軸、絵画の買取 販売 鑑定/長良川画廊
F-253 鴨居玲Kamoi Rei
(参照)
「婦人像」(『鴨居玲画集』日動出版部)
- 作家名
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F-253 鴨居玲かもい れい
- 作品名
- 眠る女
- 価格
- 御買上げ頂きました
- 作品詳細
- 額装 キャンバス油彩 東美鑑定評価機構鑑定委員会鑑定書 黄袋 段ボールタトウ箱
キャンバス寸法22×27.2 (F3号)
額寸法30.8×36.1㎝
- 作家略歴
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鴨居玲
昭和3年(1928) ~昭和60年(1985)
石川県金沢市中川除町85番地に生まれる。(戸籍謄本に拠る。)新聞記者であった父の転勤にともない小学校低学年をソウルで過ごし、のち金沢に戻り、高校時代の一時期を大坂で過ごす。昭和21年 (1946)、金沢市立金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)に入学し、同大講師であった宮本三郎の下で油画を学ぶ。在学中二紀会同人に推挙される。昭和25年(1950)、金沢市立金沢美術工芸専門学校洋画専攻科を卒業。昭和34 (1959)11月に渡欧、昭和36年(1961)秋に帰国し神戸に画室を持つ。この年二紀会を脱会。昭和40年(1965)4月、ブラジルに渡り、同年秋、サンパウロで個展を開催。一時帰国した後、すぐにパリに渡り、パリに画室を持つ。昭和41年(1966)11月末帰国。妻と別居し神戸を転々とする。昭和42 (1967)、再び二紀会に復帰。昭和44年(1969)、安井賞受賞。昭和46年(1971)2月、パリを経てスペインに渡り、バルデペーニャスに一軒の農家を借りて、「酔っぱらい」「廃兵」「おばあさん」などをテーマに多くの傑作を描く。昭和52年(1977)、帰国後は神戸にアトリエを構え、《酔って候》など慟哭する老人や、放心した道化師など独自のリアリズムへと到達するが、《1982年 私》を制作以降は自画像しか描かなくなり、自殺未遂を重ねた末、昭和60年(1985)9月7日、神戸市の自宅でガスにより自死する。享年57歳。
- コンディション他
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画題、長良川画廊は『眠る女』としました。1950年(昭和25)5月7日22歳の時の作品。金沢市立金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)の卒業制作『婦人像』を同年3月25日に提出しているので、この『眠る女』は、そのあとに描かれたもの。鴨居玲、新出の貴重な初期作品。