頼山陽
Rai Sanyo(Rai Sanyou)

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作家名
頼山陽 らい さんよう
作品名
美人詠
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 (素晴らしい)象牙軸
頼支峰並近藤南洲箱書 頼支峰並頼潔極め書 二重箱入
作品寸法53.9×133.6 ㎝
全体寸法80.2×220㎝
註釈
《美人詠》

眠驚胡蝶認嬌痕
俯仰猶知笑語温
青鎖髻鬟烟黯淡
玉階桾帯月黄昏
湘簾燈滅春如夢
華帳香騰夜返魂
最是鞦韆日斜処
和他花影出芳園

眠り驚(さ)めて 胡蝶(こちょう)嬌痕(きょうこん)を認む
俯仰猶(ふぎょうな)ほ知る 笑語(しょうご)の温(あたた)かなるを
青鎖(せいさ)の髻鬟(けいかん) 烟黯淡(けむりあんたん)
玉階(ぎょくかい)の桾帯(くんたい) 月黄昏(つきこうこん)
湘簾(しょうれん) 燈滅(とうめつ)して 春夢の如く
華帳(かちょう) 香(こう)騰(あ)がって 夜 魂(こん)を返す
最も是れ鞦韆(しゅうせん) 日斜(ひなな)めなる処(ところ)
他(た)の花影(わえい)に和(わ)して 芳園(ほうえん)に出(い)づ

胡蝶嬌痕を認む…美人を喩える
俯仰猶…臥処から身を起こすにつけ、また臥せるにつけ
青鎖…宮門。青く塗られ、扉に鎖の彫刻を施した門のこと。
髻鬟…まるく結い束ねたまげ髪
烟黯淡…もやが薄暗くたちこめるさま
桾帯…婦人のもすそと帯
湘簾…竹のすだれ
魂(こん)を返す…夢現の境に陶酔すること
鞦韆…ぶらんこ。それに乗る婦人の裳の乱れを伴い、艶な遊びとされる。

(山陽詩鈔)