吉川弘道、村瀬太乙/近世絵画 2/掛け軸、絵画の買取 販売 鑑定/長良川画廊

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近世絵画 2
B-276 吉川弘道、村瀬太乙

B-276 吉川弘道、村瀬太乙Yoshikawa Hiromichi / Murase Taiotsu

  吉川弘道 村瀬太乙 1
  吉川弘道 村瀬太乙 2
作家名
B-276 吉川弘道、村瀬太乙よしかわ ひろみち/むらせ たいおつ
作品名
猛虎図
価格
85,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 絹本彩色 緞子裂 合箱
  本紙寸法63.2 ×42.5
全体寸法(胴幅)66.8×141㎝
作家略歴

吉川弘道
天保8年(1837)~大正7年(1918)

名古屋の人。父君溪に狩野派の画法を学ぶ。撒金(ふりきん)技法に長け、金撒弘道と呼称された。

村瀬太乙
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コンディション他

【原文】 奇観施幕日群呼 電目斑衣争作図 猛虎一声山欲裂 君看籠養殆狸奴 虎来在去年也。文久三年癸亥春正月 太乙老人題

【訳文】 珍しい光景は幕を張って毎日群衆を呼び込む。 虎の目は電光のように、毛皮は斑で、争って画く。 猛虎がひとたび咆哮すれば山も裂けてしまう。 しかし檻の中に入れておけば狸と変わらないよ。 虎は去年やってきた。文久三年癸亥(一八六三)春正月

太乙老人題す。年紀より文久2年(1862)秋に弘道が虎の画を描き、文久3年(1863)正月に太乙が賛をしたことがわかる。

本紙、若干ヨゴレあり。