井上有一
大正5年(1916)~ 昭和60年(1985)
東京に生まれる。青山師範学校卒業後教師となる(昭和51(1976)年に校長として退職するまで41年間在職)。その後、書家の上田桑鳩に弟子入りし、昭和24年にデビューを果たす。昭和27(1952)年、森田子龍、江口草玄、関谷義道、中村木子と墨人会を結成。昭和31年、第4回サンパウロ・ビエンナーレに「愚徹」を出品。昭和53(1978)年、昭和20(1945)年の東京大空襲下奇跡的に生き延た経験をもとにした作品「噫横川国民学校」(1978年)を書く。昭和60(1985)年 、肝硬変に伴う肝臓がんによって死去。享年69歳。
優品かつ美品。