竹富清嘯
Takedomi Seishou

竹富清嘯1
竹富清嘯2
竹富清嘯3
竹富清嘯4
竹富清嘯5 竹富清嘯6
作家名
竹富清嘯 たけどみ せいしょう
作品名
寒林孤亭図
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 象牙軸 共箱
作品寸法72.8×33p
全体寸法92.2×179p
註釈

この「寒林孤亭図」は明治25年に描かれたものです。時代はもはや近世ではなく、その2年前、明治22年には東京美術学校が開校し、近代日本画の革新へと向かおうとするその時代にあって、この画家はこの古典的な中国南宗画スタイルの絵を描くのです。全国に名を轟かせた画家ではありませんが、恵まれぬ生い立ちから身を起こし、中国文人の生き方を理想とし、自らも文人としてその生涯を生きようとした一人の地方画家の人生の軌跡は、時代遅れの画家といおうとも、苦難の道を、誠実に修練を積み重ねた一生であったことを、この「寒林孤亭図」から十分に窺うことができると私は思います。

堂々とした文人表具、中国南宗画を忠実に学習し再現しようとした画家の想いがひしひしと伝わる、静謐で気品高い佳品です。