『山崎弁栄展その後』について

先に開催した『山崎弁栄展・宗教の彼方、新たなる地平』(平成22年10月30日〜11月14)は、知られざる宗教思想家山崎弁栄の全体像に迫ろうとする試みであり、それは同時に、本来あるべき姿から、大きく逸脱してしまった現在の宗教の有り様を、月明かりのもと浮き彫りにすることでもありました。「山崎弁栄展その後」は、それに続く試みではありますが、ここでは、山崎弁栄をさらに読み解くことが目的ではありません。ここにあるべきは、各々私たちであります。

ここ(空間)に於いては、山崎弁栄の描いた阿弥陀仏が一点存在するのみです。
そして、そこに踏み入った私たちの身体も、そこにある空間表現の一部です。

道元の正法眼蔵に、《智よく智につたはれ、智すなはち智をたづぬるなり》、或いは、《感応道交するところに、發菩提心するなり》とあります。この一点の阿弥陀仏の正面に座して、その彼方にある何かと呼応する。言葉も捨て、私という意識も捨て、唯一、この一点の阿弥陀仏を通じて、その彼方にある何かと呼応し、シンクロする。深い山並みのなかで、反響する木霊(こだま)のように…、そして、山崎弁栄の描いた阿弥陀仏も、その深い山並みのなかに霧消する…。

一日中座していただいてもかまいません。 各々がこの空間に座して、こころを凝らしくだされば、それで結構でございます。

※『山崎弁栄展・宗教の彼方、新たなる地平』の全容は、展覧会図録(2.500円)で詳しく紹介しております。
この展覧会図録は、長良川画廊でお求め頂けます。

山崎弁栄展その後

山崎弁栄展その後
第四の空間へ 忘却の彼方から・魂との対話

会期:
平成22年12月4日(土)〜平成23年2月20日(日)
午前10時〜午後6時
(12月4日は弁栄上人の入寂の日、2月20日は生誕の日)
休廊日:
12/19、12/23、12/26〜1/10、1/16、1/22、1/23、
1/29、2/6、2/19
会場:
gallery OUTRE 岐阜市泉町16 山本ビル1F

山崎弁栄展その後はどうなるのか?フリー座談会

第一部
山崎弁栄、久松真一を中心に、宗教の彼方、新たなる地平を語る。
第二部
私たち皆で語る。
パネリスト
古川秀昭(美術家)、湯谷祐三(中世文学研究者)、若松英輔(文芸批評家)
開催日時
平成23年2月12日(土) 午後1時30分〜午後4時45分
参加無料・入場/退出自由
会場
岐阜市文化センター 4階大広間
岐阜市金町5丁目7番地2
TEL 058-262-6200
主催
久松真一記念館 長良川画廊

お茶を頂きながら、言葉が自由に行き交う、楽しい語らいの会にしたいと思います。
事前のお申込は不要でございます。みなさまお誘いいただき、お気軽にご参加ください。

お問い合わせ先:長良川画廊(事務局) Tel 058-263-4322 Fax 058-263-4323 E-mail: nagaragawagarou@nifty.com