川合玉堂
Kawai Gyokudo(Kawai Gyokudou)

川合玉堂1
川合玉堂2
川合玉堂3
川合玉堂4
川合玉堂5
川合玉堂6川合玉堂6
川合玉堂7
作家名
川合玉堂 かわい ぎょくどう
作品名
湖山雨後
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 金襴裂 象牙軸 共箱 二重箱
東京美術倶楽部鑑定書
作品寸法58.4×41.3p
全体寸法72×125cm
註釈

私は自身の美術館マンスリーというエッセイのなかで、東京国立博物館の六曲一双屏風「渓山四時」を見た時の思いを次のように記しました。《・・左の片双に春から夏、右の片双に秋から冬の山間の風景が描かれています。なんとおおらかでゆたかで味わい深いのでしょう。時間が流れています。くりかえし、くりかえし、流れるような自然の営みのなかで人の一生の時間もとけ込んでいるのです。命がとけ込んでいると言ってもいい。》

この「湖山雨後」も、「渓山四時」と同じように、自然に抱かれた人間の暮らしが、一生が、命が、その営みのなかに朗朗と流れているように感じます。またそれは、玉堂の厳しい人間観の表出であり、玉堂芸術の神髄であると私は思います。

昭和25年、77歳前後に描かれた玉堂水墨画の優品です。