菅茶山 
Kan Chazan

菅茶山 2
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作家名
菅茶山かんちゃざん
作品名
詩書
作品詳細
掛け軸 絹本水墨 緞子裂 角田錦江箱
本紙寸法48.8×175
全体寸法60.3(胴幅)×208p
註釈

【原文】
微風淡月弄芳妍 正是千金一刻天
直置春来愁夜短 奔忙紅事動疲眠

【訓読】
微風淡月、芳妍を弄す。 正に是(これ)千金一刻の天。
直置(ただ)、春来りて夜の短きを愁ひ、紅事に奔忙して動(やや)もすれば疲れて眠る。

【語釈】
千金一刻…蘇東坡の春夜詩に「春宵一刻直千金、花有清香月有陰」に由来する。花の盛りのおぼろ月の春の夜の一刻の情趣は千金の価値があるという意味。
直置…ただ。
紅事…花にかかわること。

【訳文】
そよ風とおぼろ月が花のあでやかさを引き立てる。
まさにこれこそ「春宵一刻値千金」の夜であろう。
ただ、春になると夜の短いことを残念に思い、
花を追いかけて、ややもすれば疲れて眠るのだ。