貫名海屋
Nukina Kaioku

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 貫名海屋 8
作家名
貫名海屋 ぬきな かいおく
作品名
松澗飛泉図
作品詳細
掛け軸 絹本水墨 緞子裂 象牙軸 高森砕巌箱及び貫名海雲外題極め書き
本紙寸法45.1×130.3
全体寸法67×206p
註釈

高森砕巌

貫名海雲
天保元年(1830)〜明治41年(1897)

名、祁。字、孔有。貫名海屋に師事し、海屋の二女の婿となって海屋の嗣子となる。海屋の私塾「須静堂」を引き継ぎ、子弟を養成した。漢学者。

【原文】
世塵元不到雪林
応為山神蕩滌深
已灑松風披石肆
也騛滾雪幾千尋

   菘翁詩画

【訓読】
世塵(せじん)、元(もと)より雪林に至らず。
応(まさ)に山神に為に蕩滌(とうじょう)すること深し。
已(すで)に松風を灑ぎ石肆を披(ひら)く。
也(また)雪を騛滾(ひこん)すること幾千尋(いくせんじん)。

                   菘翁詩画

【語釈】
世塵―世間のわずらわしい俗事。
蕩滌―はらい清めること。
石肆―石室のごときものか。
騛滾―飛びたぎる。
千尋―山の高いこと。谷の深いこと。

【訳文】
世間のわずらわしい俗事は、もとよりこの雪の林にもたらされることはない。
まさに山の神にために深く払い清めるのだ。
すでに松風が吹き抜け、石室が開かれた。
また雪が飛びたぎるのはどれぐらいの深いことであろうか。

                   菘翁詩画