中野蘭疇
Nakano Ranchuu

 中野蘭疇 1
 中野蘭疇 2
 中野蘭疇 3
 中野蘭疇 4 中野蘭疇 5
 中野蘭疇 6
作家名
中野蘭疇 なかの らんちゅう
作品名
冬日田園雑興
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 共箱 二重箱
  本紙寸法51.4×33.9
全体寸法(胴幅)66.6×133.5p
註釈

榾柮無煙雪夜長 榾柮(こつとつ)煙無く雪夜長し
地炉煨酒煖如湯 地炉酒を煨(あたた)むれば煖(あたたか)きこと湯の如し
莫嗔老婦無盤飣 嗔(いか)る莫(なか)れ老婦の盤飣(ばんてい)無きを
笑指灰中芋栗香 笑つて指さす灰中(かいちゅう)に芋栗香(かんば)し

(范成大)

【現代語訳】
たき火が赤々ともえて煙もなく、しんしんとふけてゆく雪の夜は長い
地面に切った囲炉裏で、酒のかんをすれば湯のようにあたたかい
怒ってはいけない、老婦が酒の肴をととのえなかったことを
笑って指さす方を見れば芋や栗が焼けてよい香りがしている