梁川星巌
Yanagawa Seigan

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作家名
梁川星巌
やながわ せいがん
作品名
秋夜読書七絶
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 象牙軸 黒木欽堂箱
本紙寸法29.6×129.2
全体寸法46.9×205㎝
註釈

但空中柴解外纒
人生何往不翛然
雨聲燈影秋粛瑟
讀至南華第六篇

但中柴を空しくして外纒(がいてん)を解く
人生何づく往くとして翛然(ゆうぜん)たらざらん
雨聲燈影秋粛瑟(せいひつ)
讀みて到る南華の第六篇

※但中柴…柴は塞ぐ。心の中に塞ぐものがある。
※外纒…外界のうるさくまつわりつくもの。
※南華…荘子のこと。
※第六篇…太宗師のこと。太宗師は大道の異名。

心中にも外界にも、障碍(さまたげ)するものがなかったら、どこに行っても自由自在の境に在る。秋の静かな夜、灯の下で雨をききつゝ、荘子の所説は畢竟「中柴外纒」を除いて、自然な生き方を示して居るものだ。