昭隠会聡(川島昭隠)
Kawashima Shouin

昭隠会聡(川島昭隠) 1
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昭隠会聡(川島昭隠) 4
作家名
昭隠会聡(川島昭隠) かわしま しょういん
作品名
春如海
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 紙表具 合箱
本紙寸法57.8×30.5cm
全体寸法64.8×117cm
註釈

茶人久松真一は、茶道文化の性格を「不均斉 Asymmetry」「簡素 Simplicity」「枯高 Wizened Austerity」「自然 Naturalness」「幽玄Subtle Profoundness」「脱俗 Unconditioned Freedom」「静寂 Calmness」の七つの要素に分け、そのなかで、「枯高」について次のように述べています。《感覚的なものがすべて取り去られているということである。センシュアルでなく、また生々しくない。したがって「たける」、「ふける」ということもこの中に入る。これは茶道文化には重要な性格である。時代を経た、年功を経たもの。枯高はまた「さび」といいかえることもできる。渋みといってもよい、さびたものに生々しさはない…》(茶道の哲学)。

いくら魅力ある禅僧の墨蹟でも、表具が華美では元も子もありません。近代の墨蹟でも、このように侘びたしつらえの表具をすれば、茶の湯にふさわしい簡素で枯高な掛け物として生きてきます。