大橋翠石
Ohashi Suiseki

 大橋翠石 1
 大橋翠石 2
 大橋翠石 3
 大橋翠石 4
 大橋翠石 5 大橋翠石 6
 大橋翠石 7
作家名
大橋翠石
おおはし すいせき
作品名
彭壽之図(猛虎図)
作品詳細
掛け軸 絹本彩色 金襴緞子裂 象牙軸 共箱 二重箱
本紙寸法50.5×128.5
全体寸法65.2(胴幅)×214p
註釈

画題「彭壽之図」について

中国の「集列仙伝」に中国古代の伝説上の長寿者「彭祖」の逸話がある。

彭祖者 殷大夫也 姓籛名铿 帝颛顼之孙陆终氏之中子 历夏至殷末八百余岁 常食佳芝 善导引行气 历阳有彭祖仙室 前世祷请风雨 莫不辄应 常有两虎在祠左右 祠讫 地即有虎迹 云后升仙而去 遐哉硕仙 时唯彭祖 道与化新 绵绵历古 隐伦玄室 灵着风雨 二虎啸时 莫我猜侮

(現代語訳)
彭祖は殷の大夫だった。姓は錢、名は鏗。颛顼帝の孫である陸终の子である。夏代を経て、殷の末に至るまで生きて八百余歳であった。常に万年茸を食べ、気を体内に導く導引を行っていた。歴陽には彭祖の祠があり、前代には風雨を祈念すると、必ず願いは叶った。いつも二頭の虎が、祠の左右にいて、祠の後地には、必ず虎の足迹が有ったと言う。後に仙人と化して昇天して去った。 なんと長寿であったのか、偉大な仙人は,その当時ただ彭祖だけだった。体の摂理の道をきわめて日々新陳させ、連綿と行って長寿を得た。玄妙な空間に隠れ、風雨をも霊妙な力で左右できた。二頭の虎がその時に咆え、私は疑心を持たなかった。

翠石は漢籍の素養が高く、彭祖の逸話から、画題を着想したと思われる。