D-455 飯沼慾斎
Iinuma Yokusai

 飯沼慾斎 1
 飯沼慾斎 2
 飯沼慾斎 3
 飯沼慾斎 4
 飯沼慾斎 1
 飯沼慾斎 2
作家名
D-455 飯沼慾斎いいぬま よくさい
作品名
松本礼佐宛書状
価格
450,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
  本紙寸法59.2×15.5
全体寸法(胴幅)61.9×123㎝
作家略歴

飯沼慾斎
天明2年(1782)~慶応元年(1865)

コンディション他

【翻刻文】
華翰致辱読候。先以新祷
之御賀儀、千里同風目出度申納候。
御揃益御多福可被成御超歳
珍重之御儀奉存候。次ニ拙家一統無事
加年仕候。乍憚御休意可被成下候。然ハ
御近隣信光寺殿其後別段
御異変も無御座、格別増進之様子とも
無御座候由、先ハよき御事と奉存候。元来
肝部之硬結症ニ而不容易之
病患ニ御座候間、十分解凝いたし候義ハ
六ヶ敷可有御座と奉存候。何分去夏已来
絶而診察いたし申候事故、実者其
景況もしかと覚え不申候故、只今是と
申確按も難申上候得共、昨年も申遣候
通り、□解ニ凝之事ニ従事いたし候
之他者、有之間敷奉存候。今般又々
薬用いたし度趣ニ而、粉薬取りニ参り
申候間、昨年之通り調進いたし置申候。
□副ハ其御方ニ而、可然被成□候様、奉希上候。
万一猶加養専一之了簡ニも御座候ハゝ、又々
一応御心かけ有之候様、御申達し可被下候。診察之
上、猶又工夫可仕候。今般謝義被恵呉候間、
請書差上申候得共、猶御面会之節、可然
御礼御申達可被下候。先ハ右御答旁
御礼伺申上度、如此御座候。猶期後音
之時候。恐惶謹言。
 正月十一日 飯沼龍夫
 松本礼佐様
尚以而旧臘ハ時候御□□沈と御座候而、珍
敷時雨蠣并ニ海鼠腸等御恵ミ被下、
御芳情千万辱奉存候。早速拝味、何れも
相悦ひ申候。別而昨冬已来海鼠腸甚
不自由ニ而一向手ニ入不申候処、一入忝奉存候。
乍序御礼申上候。可祝。

御手紙拝読いたしました。まずは新年のお祝い、天下太平おめでたく存じます。皆様おそろいにてますます御多祥にお年越しのよし、珍重と存じあげます。次にわたくしどもも皆無事に越年いたしました。どうぞご安心くださいませ。  さて、御近所の信光寺様は、その後特に急変もなく、悪化しているようでもないことは、まずは良いことと存じます。元来、肝臓部分の硬化症でありますから、なかなか容易ではない病状でございますので、十分に凝結が解けることは難しいことだと存じます。  何分、昨年の夏以来、診察をしておらず、実はその病状もはっきりとは覚えておりませんので、今のところ、是と言って明確なことは申し上げられませんが、昨年も申し上げましたように、□解の事を行うこと以外にはないと存じます。  このたび、また薬を服用されたいとのことで、粉薬を取って参りまして、昨年の通りに調薬しておきました。□副はそちらの方でしかるべくお願いいたします。万一なお治療専一というお気持ちでいらっしゃいましたら、心懸けられるようお伝えください。診察させていただいた上で、さらに工夫したいと存じます。  お礼の品を下さいまして、受取書を差し上げたいとは存じますが、御面談されたおりにでも、しかるべくお礼をお伝えくださいませ。まずは右、お答えと御礼まで、このように申し上げます。なお、後便を期したいと存じます。恐惶謹言。  正月十一日 飯沼龍夫  松本礼佐様  なお、昨年十二月は、時節柄□□でございまして、珍しい牡蠣のしぐれ煮や海鼠腸(このわた)などを御恵送下され、御芳情千万かたじけなく存じます。早速賞味させていただきまして、皆喜んでおります。特に昨冬以来、海鼠腸は全く不足して入手できませんでしたので、ひとしお有り難く存じました。ついでながら御礼申し上げます。可祝。

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