加藤東一
Katou Touichi

加藤東一1
加藤東一2
加藤東一3
加藤東一4
作家名
加藤東一 かとう とういち
作品名
女 素描
作品詳細
額装 パステル画 土屋禮一鑑定シール 段ボール差し箱入
作品寸法23.5x35.5p
全体寸法34.7x46.6p
註釈

女人(部分)

左の作品は岐阜の加藤栄三・東一美術館所蔵の「女人」です。東一はこの作品で日本芸術院賞(昭和52年)を受賞します。加藤東一は兄栄三の自死(昭和47年)以降、人間の根源的な苦しみ、生と死、そして人間の業を深く凝視するようになります。そして、それが「祈り」へと昇華し表現として結実したものがこの「女人」です。

この素描には「女」という画題が土屋禮一さんによって与えられていますが、本来は「女人・にょにん」と題するべきでしょう。この素描作品は加藤東一の代表作「女人」のエスキース(習作)ではありますが、完成作「女人」と同じく、この素描「女」の苦悶の表情は、女の苦しみ、女の業、人間の業が、作家自身の苦しみの内に映し出された一個の作品として、魅力のある価値の高いものだと私は考えます。