李禹煥 Lee Ufan

1936年(昭和11年)〜

韓国慶尚南道に生まれる。ソウル大学校美術大学を中退後、1956年に横浜の叔父を頼って来日。日本大学文学部哲学科に入学し、ハイデガー、ニーチェ、西田幾多郎を学ぶ。1961年、同大学を卒業後、南北統一運動、軍事政権反対闘争に身を投じ、1964年、
韓国中央情報部(KCIA)に逮捕され、拷問に遭う。1967年、サトウ画廊で初個展。 70年代に入り、石、鉄など、「もの」を使った造形作品に取り組み、日本の現代美術を革新した「もの派」を中心的作家となる。1969年、評論「事物から存在へ」で国際青年美術家展日本文化フォーラム賞。1971年、評論集『出会いを求めて』(田畑書店)を出版、国内外の美術界に影響を与える。1979年、第11回東京国際版画ビエンナーレで京都国立近代美術館賞。1988年、岐阜県美術館で「今日の造形5 李禹煥〈感性と論理の軌跡〉」開催。1991年、フランス文化省よりシュヴァリエ芸術文化勲章受賞。1994年、ソウル国立現代美術館で個展。1995年、ドイツ、バークゼン市立美術館で「Lee Ufan」開催。1996年、ロンドン、リッソン・ギャラリーで「Lee Ufan」開催。1997年、パリ、ジュ・ド・ポム国立ギャラリー「Lee Ufan」開催。2005年、横浜美術館で「李禹煥 余白の芸術」開催。代表作「点より」「線より」シリーズ。著書に『時の震え』、『余白の芸術』など。画集『LEE U FAN』など。現在、パリと鎌倉を中心に活動。多摩美術大学名誉教授。

李禹煥 港より 10
港より 10 (1989年 6 / 50)

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