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新規掲載品
K-480 高楠順次郎

K-480 高楠順次郎Takakusu Junjiroui

高楠順次郎
高楠順次郎
高楠順次郎 高楠順次郎
作家名
K-480 高楠順次郎たかくす じゅんじろう
作品名
詩書
価格
85,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 紙本 紙裂 合箱
本紙寸法32.1x135.8
全体寸法(胴幅)43.3x206㎝
作家略歴
コンディション他

【原文】
飄寄恒伽江上郷
閑来懐古叙興亡
三流交浪人争浴
千樹合蔭牛歩涼
鹿苑纔存僧院礎
獅標尚見法輪光
摳将香水尋芳躅
阿育塔頭多夕陽
 拝初転法輪塔 雪頂順

【訓読】
飄寄す、恒伽江上の郷
閑ろに来りて懐古し興亡を叙す
三流の交浪、人争いて浴す
千樹の合蔭、牛の歩み涼やかなり
鹿苑は纔かに存す、僧院の礎え
獅標は尚を見る、法輪の光
香水を摳んとして芳躅を尋ぬれば
阿育塔頭、夕陽多し
 初転法輪塔を拝して 雪頂順

【訳文】
ただよいながら身を寄せる、このガンジス上流の町、
そぞろにいにしえの興亡に思いをめぐらす
河の流れの集まるところで(ベナレス)、人々は争って水浴する
木々の木陰では牛の歩みも涼しそうだ
鹿野苑(サールナート)には、僧院の基礎がわずかに残っている
獅子の石柱(阿育王塔)には、今なお法輪が光っている
香水を供えようと遺跡を訪れると
阿育王塔は夕陽で輝いていた
 初転法輪塔を拝して 雪頂順

本紙、若干小折れ、ヨゴレ。