手島右卿
Teshima Yuukei

 手島右卿 1
 手島右卿 2
 手島右卿 3 手島右卿 4
作家名
手島右卿てしま ゆうけい
作品名
詩書
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法34.5×124.7
全体寸法(胴幅)47×203.5㎝
注釈

【原文】
(宿石邑山中)
  浮雲不共此山齊
山靄蒼蒼望轉迷
曉月暫飛千樹裏
秋河隔在數峰西
(韓翃…生没年不詳。中唐の詩人)

【訓読文】
(石邑(せきゆう)山中に宿す)
浮雲(ふうん)も此の山と斉(ひと)しからず
山靄蒼蒼(さんあいそうそう)として望み転(うた)た迷よう
暁月暫く飛ぶ 千樹の裏(うち)
秋河は隔てて数峰の西に在り

【訳文】
(山中にある宿に泊まった。)
浮き雲はこの山(石邑山)ほど高くはない。山は靄が覆い薄暗く、いよいよ視界に迷う。明け方の月は、木々向こうに舞う。秋の銀河は峰々の西にかかっている。