各務支考
Kagami Shikou

各務支考1
各務支考2
各務支考3
作家名
各務支考 かがみ しこう
作品名
銘瓠
作品詳細
掛け軸 紙本 水墨 森桂園(美濃派以哉派二十八世)箱
作品寸法43.3x26.4p
全体寸法49.7x107p
註釈

この作品は、各務支考手作りの「瓠の炭取り」に入れた銘を、支考が別に記したもの。
瓠銘 蓮二
孔子曰
繋ッテ而
不ンャ喰うハ  
(孔子いわく かかって くわらんや)
蓮二云
口あれとも
是非を心かわし
(蓮二いう 口あれども是非を心かわし)
瓠(ほう・ひさご)‥ひょうたんのこと。
瓠繋(ほうけい)‥ひょうたんのように食べられずにぶら下がっている。ひとところにいつまでも停滞している人のたとえ。
『人にぶらさがって喰うな 口だけでなく心をかよわせよ』

色々と言葉が掛けてあって面白いものです。孔子の 「繋ッテ而不ンャ喰うハ」は「瓠繋」のたとえに掛けたもので、蓮二(支考の俳号)の「口あれども・・」は瓠の口に対比させたのではないでしょうか。また、支考らしい遊びの精神と、支考の俳論の基底にある老荘思想をそこに見ることができると思います。