吉川英治、杉本健吉 
Yoshikawa Eiji, Sugimoto Kenkichi

吉川英治 杉本健吉 1
吉川英治 杉本健吉 2
吉川英治 杉本健吉 3
吉川英治 杉本健吉 4
作家名
吉川英治、杉本健吉 よしかわ えいじ、すぎもと けんきち
作品名
宮本二天の語
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 象牙軸 合箱
本紙寸法35×35.2
全体寸法46.3×131p
註釈

《寒流帯月澄如鏡》
寒流月を帯びて澄むこと鏡の如し
白居易(白楽天)の「江楼宴別」という詩の一節。

宮本武蔵伝記の一つで、熊本細川藩筆頭家老で八代城主でもある松井家の二天一流兵法師範、豊田正脩が著した「武公伝」には、
一 武公書畫餘多アリ。戦氣(眞大文字・豐田家傳)
一 寒流帯月澄如鏡(草文字掛物也。内家有リ)
とあり、現在松井家には、武蔵書と伝わる「戦気 寒流帯月澄如鏡」がある。

吉川英治は、この武蔵剣語として知られる「寒流帯月澄如鏡」の言葉を好んで書いた。杉本健吉の描いた笛の名手「笛吹童子」は髑髏面小次郎を笛の魔力で倒す。剣と笛の対比。
どちらも、戦気に通ずるということでしょう。