沢木興道
Sawaki Kodo(Sawaki Koudou)

沢木興道1
沢木興道2
沢木興道3
作家名
沢木興道 さわき こうどう
作品名
無舌人解語
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法34×134.2p
全体寸法52.7×207p
註釈

《無舌人解語》

出典は、「碧巌録」と並び称される中国宋時代の禅書「従容録」第六則 馬祖白黒。宏智正覚禅師の頌古百則に、万松行秀禅師が垂示(序論的批評)、著語(部分的短評)、評唱(全体的評釈)を加える。「万松老人評唱天童覚和尚頌古従容庵録」ともいい、特に曹洞宗で重視される。

衆に示して云く、口を開き得ざる時無舌人解語す、脚を擡げ起さざる處無足の人行くことを解す。若し也他の穀中に落ちて句下に死在せば、豈自由の分有んや、四山相逼る時如何が透脱せん。

口を開けない、足が持ち上がらない、もうどうにもならんときに、道が開ける。

擧す。僧、馬大師に問う、四句を離れ百非を絶し、請う師、某甲に西來意を直指せよ。大師云く、我今日勞倦す、汝が爲に説くこと能わず、智藏に問取し去れ。僧、藏に問う。藏云く、何ぞ和尚に問わざる。云く、和尚え來て問わしむ。藏云く、我今日頭痛す、汝が爲に説くこと能わず、海兄に問取し去れ。僧、海に問う。海云く、我這裏に到て不會。僧、大師に擧似す。大師云く、藏頭白海頭黒。

唐代の禅僧馬祖道一が、弟子より、四句を離れ百非を絶し、達磨大師の根本の教えを示してくださいと問われ、《藏頭白海頭黒》と答える。西堂智蔵和尚は白髪で、百丈懐海和尚は黒髪だということ。