江馬細香
Ema Saikou

江馬細香1
江馬細香2
江馬細香3
江馬細香3
作家名
江馬細香 えま さいこう
作品名
墨竹図
作品詳細
掛け軸 絹本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法35.5×113.3cm
全体寸法55×200p
註釈

【原文】
清伴知何物 幽廬一紫端
胸中無万巻 筆下写千竿

  甲寅秋日写併録為
 有川氏     細香

(五言絶句)

【訓読】
清伴、何物をか知らん 幽廬の一つの紫端
胸中に万巻なし 筆を下して千竿を写す。

  甲寅秋日、写し併せて録す
 有川氏のために     細香

【訳文】
清らかな伴侶としては何がよいだろう。私の草庵には紫の端渓硯がある。
私の胸中には万巻の書など入っていない。ただ筆を下して、多くの竹を書くだけだ。

  甲寅(安政元年・一八五四)秋日に、図画して題を記す
                 有川氏のために 細香

【語釈】
万巻書―明代の文人董其昌の「万巻の書を読み万里の路を行けば自ずと胸中に自然が映し出ようになる」という言葉をふまえる(『画禅室随筆』)。