D-239 村瀬太乙
Murase Taiitsu

村瀬太乙1
村瀬太乙2
村瀬太乙3
村瀬太乙4
村瀬太乙2村瀬太乙3
村瀬太乙4村瀬太乙4
作家名
D-239 村瀬太乙 むらせ たいおつ
作品名
仲国
価格
55,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法43.4×124.3
全体寸法53.5(胴幅)×201㎝
作家略歴

村瀬太乙
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コンディション他

奉詔跨鞍鞭月明
樹間顧影屡停行
忍鳴腰笛遥相答
認得琴心戀戀聲

太乙老人併題

【訓読】
仲国
詔(みことのり)を奉(ほう)じて、鞍に跨(またが)り、月明に鞭(むち)打つ。
樹間に影(かげ)を顧(かえり)みて、しばしば行くを停む。
忍びやかに、腰の笛を鳴らせば、遙かに相答う。
認め得たり。琴心(きんしん)恋恋(れんれん)の声。
太乙老人併びに題す。

【語釈】
詔―天皇の命令。ここでは、清盛によって嵯峨野へ追放された小督を探せという、高倉天皇から仲国への命令。『平家物語』巻八「小督」を参照。
樹間影―これは林の中で、妻を求めてさまよい鳴く牡鹿の影だろう。
琴心―琴の音に託した弾奏者の心持ち。琴意。

【訳文】
高倉天皇のご命令によって、嵯峨の奥へ小督(こごう)を尋ねて、馬の鞍にまたがり、月明かりの中を行く。
林間に牡鹿の影が見えたので、ときどき馬をとめる。
忍びやかに腰の笛を鳴らしてみると、遙かにむこうでもこれに答えて鳴く。
ここにも、相手を恋い慕って音色を発するものがいるのだ。

【鑑賞】
『平家物語』の「小督」の段に題材を取り、仲国と小督との出会いは直接えがかず、嵯峨野への道すがら、林の中での仲国の様子を想像して、仲国の笛と牡鹿の鳴く声が呼応したであろうと、清澄な場面を工夫したところに、太乙の詩心が認められる。

本紙に若干ヨゴレ。

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