副島種臣
Soejima Taneomi

 副島種臣 1
 副島種臣 2
 副島種臣 3
 副島種臣 4 副島種臣 5
 副島種臣 6 副島種臣 7
作家名
副島種臣 そえじま たねおみ
作品名
関帝廟
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 福田古道人箱
本紙寸法48×175
全体寸法60.3(胴幅)×208p
註釈

【原文】
関帝廟前撃櫂廻 小瀛州外唱歌回
湖山有主休相怪 我是曽観大海来

【訓読】
関帝廟前、櫂(かい)を撃ちて廻(めぐ)る。 小瀛州外、歌を唄いて回(まわ)る
湖山に主有り、相(あい)怪しむを休(や)めよ 我是曽て大海を観(み)て来(きた)る。

【語釈】
関帝廟…『三国志』で著名な関羽を神として祭った廟所。中国には至るところに無数にあるが、ここでは杭州西湖の北岸にある関王廟をさす。
小瀛州…杭州西湖の湖水の中にある小島。明代に人工的に作られたものである。現在も遊覧船が行き交う。

【訳文】 関帝廟の前を櫂で漕ぎ回る。
小瀛州の外を歌を唄ってめぐる。 湖山の主人がたよ、どうぞ怪しまないでください。
わたしはかつて大海原を見てきたものですよ。

※副島は西南戦争中は中国の江南地方を旅しており、この詩も名勝西湖を遊覧した時のもの。