小原鉄心
Ohara Tesshin

小原鉄心1
小原鉄心2
小原鉄心3小原鉄心4
作家名
小原鉄心おはら てっしん
作品名
詩書
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法30×128.2cm
全体寸法51.7×201p
註釈

治要在理財
宜簡不宜苛
厳乎官貸法
其無如之何
偶言 鐵心小原寛

(五言絶句)

【訓読】
治要は理財にあり。よろしく簡にすべく、苛にすべからず。
厳なるかな、官貸の法。 其れこれを如何ともするなし。

                偶言 鐵心小原寛

【訳文】
国政の要点は財貨の運用にある。それは簡単なものがよく、
責めさいなむようなものではいけない。
なんとも厳しいではないか、官貸の法は。
これではどうにもしょうがない。

                偶言 鐵心小原寛

【語釈】
治要―国政の要点。政治のかなめ。
理財―財貨をうまく処置して運用すること。経済。
官貸法―江戸期、各藩では不作の年などに、備蓄米を低利で農民に貸し付けていた。その運用利益を藩士の報酬の足しにしていた。しかし、その利息が返せず、土地を手放さざるを得ない農民も増加した。