犬養毅(木堂)
Inukai Tsuyoshi(Bokudou)

 犬養毅 1
 犬養毅 2
 犬養毅 3 犬養毅 4
作家名
犬養毅(木堂)いぬかい つよし(ぼくどう)
作品名
詩書
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 象牙軸 合箱
本紙寸法33×132.2
全体寸法47.8(胴巾)×202p
註釈

【原文】
饑來喫飯倦来眠
只此修行玄更玄
説與世人渾不信
却由身外覓神仙 (王陽明)

【訓読】
饑(う)え来りて飯を喫し、倦(う)み来りて眠る。
只(ただ)この修行は玄にして更に玄なり。
世人に説(と)くも渾(すべ)て信ぜず。
却(かえ)りて、身(からだ)より外(ほか)に神仙を覓(もと)む。

【訳文】
腹が減ったら飯を食い、疲れたら眠る。
ただこれだけの当たり前の人間修行に深い深い意味がある。
このことを世間の連中に説いても、誰も信じない。
彼らは自分のからだを離れたところで不老不死の神仙術を求めるという愚かなことをしている。

【訳注】
王陽明の詩、題名は「答人問道」(人の道を問うに答う)。
「饑來喫飯倦来眠」―『円悟録』の言葉をそのまま利用。『菜根譚』にもあり。